大手電気メーカーである船井電機が倒産したことは、先月の突然のニュースで世間を大きく動揺させた。色々とネットで出ている情報を見ていると企業体質に大きな問題があり、それが業績悪化に繋がり、最後は外部の素性もわからない人間がマネージメントを行っていたと聞いてコンプライアンスにも問題があったのではと思う。
はてなダイアリーでも元社員が記事を出していて読んだんだけど、なかなか昭和的な会社で、最後はお金を投資すべきところにしないでケチケチしていたと聞いて優秀な社員が多く離れていったのが実情だったのかもしれない。
正直、会社はあくまで自分がお金を稼ぐ、キャリアや経験を積むための箱だと考えないと、そこに将来のすべてをかけてしまうとやはり後悔する気がする。もちろん働く以上はそこに責任も伴うので、多少なりとも会社を好きになる努力は必要だと思うけど、愛社精神までは持つべきではないなと改めて思うのである。
今回は突然500人もの社員が突然解雇にもなり、年末にもかかわらず多くの人が路頭に迷うことになる。常識では考えられない状態ではあるものの、会社というのは最後はここまでドライに社員を裏切ることもできることを証明してくれた。
自分は転職何回もしてるので、一般的な日本人の感覚よりも会社を変えることの抵抗は低いものの、将来的にも転職する可能性はしっかり考えて生きていかないと駄目だなと改めて思うのである。